BLOG ブログ

アロマの好きな香りで心理がわかる?~香りと心理のメカニズムを徹底解説~

アロマって色々と香りがあるけれど誰でも自分の好きな香りってありますよね。

オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系からバラ、ラベンダーなどのフローラル系、

ジンジャー、ブラックペッパーなどのスパイス系・シダーウッドや檜などのウッド系など。

実は、香りには驚くような心理効果があるんです!

香りと心理のメカニズムから、香りの楽しみ方などわかりやすく解説します。

アロマの基礎知識

アロマ=精油(エッセンシャルオイル)は天然の芳香物質です。

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花や茎、種子、果皮、樹脂、樹皮などから抽出される100%天然の芳香物質です。
植物や抽出する部位によって、心に働きかけるリラックス効果や身体ー肌への効果などさまざまな作用があります。

なお、精油を肌に使用する時は、ホホバオイルなどの植物油で希釈して直接肌に原液が触れないように使用しましょう。

アロマの香りを感じるメカニズム

アロマの語源でもある淹れたてのコーヒーの香りや、
薔薇の香りなど

ふと良い香りがしたとき、思わず立ち止まって香りを嗅いでしまったり、

その場にいなくても
目を瞑って情景を思い浮かべると、同時に香りまで蘇ってくること、ありませんか?

また、多くの人が好む香りや、反対に鼻が曲がるほどの悪臭があったり、
「自分だけが好きな香り」など、実に様々な香りがありますよね。

アロマの香りは本能で感じている

香りを感じている「嗅覚」は、人間の五感の中で
唯一“大脳辺縁系”にダイレクトに働きかけます。

私たちは日常でそれを体感しています。

口にする食べ物が腐っていないか、毒がないか確認するためには
まずは臭いを確かめますよね?

実は嗅覚は一番、本能に近い感覚器なんです!

そのメカニズムについて詳しく説明しますね。

アロマの香りを感じる脳のメカニズム

脳科学のお話になりますが

この"大脳辺縁系"というのは
いわゆる人間の「本能」や「感情」を支配している部分で、
その中に記憶を司る"海馬(かいば)"と呼ばれる部位があります。

香りの情報はダイレクトに記憶を司る海馬へ届きます。
そのため、香りの記憶は鮮烈に残りやすいのです。

ちなみに、視覚や聴覚などは
言語機能や論理的思考を支配している"大脳新皮質"という部分を経由してから、"大脳辺縁系"へ届きます。

嗅覚が本能に一番近いとは、
人間の脳のメカニズムって不思議で興味深いですよね。

日によってアロマの好きな香りが変わる理由

アロマのいい香りはいつでも心地よいと感じそうですよね?

例えばアロマの代表的な香りとして「ラベンダー」がありますが
ラベンダーが一番大好き!という方も

毎日毎日、365日大好きかというと、実はそうではないんです。

先ほど書かれていたように香りと本能は結びついているため、
本能的に必要ない時には、普段心地よい香りでも受け付けない時もあります。

特に女性はホルモンバランスで変化しやすいので
より受け付けない時は顕著に現れやすいです。

本能で拒否していても
「私は普段ラベンダーが好きだから嫌なはずはない」と
知識で香りを使っていては本末転倒。

本能で香りを選べるようになるといいですよね。
そのためにも、普段からご自身の感覚をしっかり研ぎ澄ませておくことはとても大切です。

アロマの好きな香りの心理作用

それでは代表的なアロマ5種と
それぞれの心理作用について、ご紹介いたします。

アロマは本当に奥深く、ここに書かれていることはほんの一部にすぎませんので、
ぜひご自身で香りを堪能して実感してみてくださいね。

【ラベンダー】の心理作用

ラベンダーは最も有名なアロマの一つですね。

フローラル系で多くの方に馴染みがあり、アロマの中でも代表的な香りとなります。

アロマオイルと自律神経の関係については、
今日まで多くの研究がされてきましたが
その中でも最も自律神経を整える効果が高いといわれいるのがラベンダーです。

ラベンダーには、鎮静作用と高いリラックス効果があるので
気分を落ち着かせたいとき、不眠の方にもおすすめできるアロマです。

ラベンダーと一言で言っても多くの種類があり、
それらによって香りの質も違いますので
お好みのラベンダーを探すのも楽しみの一つですね。

【グレープフルーツ】の心理作用

グレープフルーツの香りは、
自律神経を整え、血流や血行、リンパの流れを改善するといわれており
ダイエットにも向いていると言われていますね。

自律神経の中でも交感神経の活動を高めます。

そのためグレープフルーツの香りには、
頭の回転を速める効果が期待できます。
集中力を高めるペパーミントなどと併用すると
授業や講義に集中できそうですね。

またPMS症状の一つである生理前の食欲を抑える働きもあり、
脂肪燃焼やむくみの改善も期待できます。

【ベルガモット】の心理作用

ベルガモットの香りは唯一と言っていいほど自律神経の乱れを整えてくれ、
精神的疲労やストレス、不安を軽減する効果があると言われています。

緊張していた心をリラックスさせながら不安を軽減させ、
いち早く、明るく前向きな気持ちへ導いてくれます。

季節性感情障害(SAD)の方に対して
抗うつ効果を与えることが分かっており「天然の抗うつ剤」とも称されるほどです。

不安が強い場合には、オレンジよりもベルガモットがおすすめです。

【ローズマリー】の心理作用

ローズマリーの香りは、草木のスッとした香りが特徴です。
爽快感があり、目が覚めたような気持ちになる人が多いです。

自律神経の中でも交感神経を刺激するので、強壮作用が期待できます。

また、精神疲労を回復し、自律神経を整える効果があるので
仕事や勉強に集中したいときにピッタリなアロマオイルです。

また新しいことを始めたいとき、アイディアが欲しい時にも
ひらめきも与えてくれるアロマオイルでもあります。

【ゼラニウム】の心理作用

柔らかなお花のような優しい香りが特徴のゼラニウムは
自律神経のバランスを調整開いてくれ、ストレス性の不調に効果的です。

またホルモン分泌を調整する作用があり、更年期症状やPMS(月経前症候群)といった、女性特有の悩みを和らげるのに効果的であるとされています。

ゼラニウムには、緊張を解きほぐし、不安やストレスを和らげる働きがあります。

そのためゼラニウムの香りに包まれると、自然とリラックスしていくのが感じられる方も多いでしょう。

気持ちが高ぶってなかなか寝付けない時、イライラを感じる時など、
心を落ち着かせたい時にピッタリなアロマと言えるでしょう。

アロマの日常の取り入れ方

アロマを上手に取り入れたいけれどどうやって取り入れたら良いの?
という方に、生活シーンにアロマテラピーを取り入れる方法を紹介します。

精油をハンカチなどに垂らして香りを楽しむ

日替わりでアロマテラピーを楽しみたい時や、外出先でも香りを感じたい時におすすめな方法です。
ハンカチなどに精油を数的垂らす方法ですが、ハンカチに精油を垂らすとハンカチが変色してしまうこともあります。

ディフューザーでアロマを拡散する

手軽にアロマテラピーを楽しみたいなら、精油の香りを拡散してくれるのがアロマディフューザーです。
気化式や噴霧式など、ディフューザーの種類によって香りの広がり方が異なるので、好みに合わせて選んでみてください。

その他、精油をキャリアオイルで希釈して作るトリートメントオイルをお風呂上がりに身体や顔に塗布するスキンケアもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
アロマの香りを使うには、知識よりも感覚を大切にするといいということが分かりましたよね。

自分の感覚を研ぎ澄まして、好みの香りを見つけて毎日香りと共に過ごしてみてくださいね。

アロマの好きな香りの見つけ方に関する詳しいブログはこちら

CONTACT
お問い合わせ

ご予約、お問い合わせなどはこちらのメールフォームより承ります。